1927年、コロンビアのコーヒー生産者たちは全国組織FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)を設立します(kn-143)。輸出税を原資とする基金で、買取保証・研究(セニカフェ)・普及員制度・インフラ整備までを担う「産地の政府」のような存在となり、無数の小農(bean-003)を品質と交渉力で武装させました。

1958年には広告キャラクター「フアン・バルデス」を生み、生産国自らが消費国でブランドを築く先例に(kn-143)。ブラジルの規模(his-025)に対し、コロンビアは組織と品質で対抗する道を選んだのです。国家級の生産者組織というモデルは、その後の各国のコーヒー機関(グアテマラのAnacafé kn-145など)の手本となりました。