コーヒーの実から種(豆)を取り出す工程を「精製」と呼びます。二大方式はこれだけ覚えてください——『ウォッシュド(水洗式)』: 果肉を落としてから乾かす。すっきり澄んだ味。『ナチュラル(乾式)』: 果実ごと天日で乾かす。果肉の甘さが移って、ベリーのような果実味。豆袋には必ずどちらかが書いてあります(書いてなければ店員さんに聞けばOK)。

01 今週の実験

同じ産地(できれば同じ農園や地区)のウォッシュドとナチュラルを1袋ずつ——エチオピアが最も見つけやすい定番です(イルガチェフェのウォッシュド×グジやシダモのナチュラルなど)。同じレシピで淹れて並べれば、「同じ国の豆がここまで違うのか」という、コース全体でも屈指の驚きが待っています。紅茶のような透明感と、いちごジャムのような甘い香り——どちらが好きかも、取扱説明書(第10回)に書き足しましょう。