実験はシンプルです。同じ豆・同じレシピで、(A)いつもの水(水道水や浄水)、(B)国産の軟水ミネラルウォーター、できれば(C)欧州系の硬水(硬度300以上)の2〜3杯を淹れ比べます。軟水は香りと酸が明るく立ち、硬水は重く鈍い印象に——「水で味が変わる」を、舌で確認してください。ラベルの読み方は一つだけ: 『硬度』の数字。コーヒーには軟水寄り(目安〜100mg/L)が扱いやすい、と覚えれば十分です。

01 日常の最適解

実験の結論を日常に落とすなら、答えは高価な水ではなく「浄水した水道水」です。日本の水道水は多くの地域で軟水寄りの好条件——課題はカルキ臭だけで、浄水ポットや蛇口型フィルターで解決します。豆を1ランク上げる前に、水をカルキ臭ゼロにする——費用対効果では最強の一手です。そして前回の氷も水でできています。氷用の水こそ浄水を——抽出と製氷の二正面で水を整えたら、あなたの家の「水回り」は卒業です。