清書するのは次の8行です。(1)好みの座標(第10回の一文+三角形の位置)。(2)定番の豆(産地・焙煎度・買う店)。(3)比率(粉◯g:湯◯g)。(4)挽き目(自分のミルの設定)。(5)湯温(◯℃、または沸騰後◯分)。(6)時間(蒸らし◯秒+総時間◯分)。(7)水と氷(浄水/ロックアイス等の運用)。(8)アイスとミルクの派生形(第7・8回の配合)。埋まらない行があれば、それが残りの宿題——該当回に戻って実験を一つやれば埋まります。
01 レシピは完成品ではなく現在地
書き上げたレシピは、額に入れる卒業証書ではなく「今日の自分のスナップショット」です。豆が替われば挽き目は動き(第4回)、季節が変われば氷の配合が変わり(第14回)、好みも半年で動きます。だからマイレシピには日付を入れて、数か月ごとに書き直してください。過去のレシピと並べたとき、変化の軌跡そのものがあなたのコーヒー史になります——記録は、上達の最短路であると同時に、いちばん面白い読み物になるのです。