【ブルボン系の変異・交配】カトゥーラ: ブラジルで発見されたブルボンの矮性(小型)変異。木が低く収穫しやすく多収。中米の主力で、明るい酸。カトゥアイ: ムンドノーボ×カトゥーラ。風に強く低木、ブラジル・中米で広く栽培。ムンドノーボ: ティピカ系×ブルボンの自然交配で、ブラジルの大黒柱。バランス型。パカス: エルサルバドルで見つかったブルボンの矮性変異で、パカマラの親。
01 東アフリカとアジアの名品種
SL28/SL34: 1930年代にケニアのスコット研究所が選抜した品種。カシスのような鮮烈な果実味で「ケニアの宝石」と呼ばれ、近年は中南米でも植えられるほどの人気。ルイル11・バティアン: 同じくケニアの耐病性品種。S795: インドで開発されたサビ病耐性の古参品種で、インドネシアでも栽培。ジャバ: エチオピア系がジャワ島経由で広がった系統で、上品な香りを持ちます。
02 スター品種と「その他大勢」ではない
ゲイシャ(エチオピア・ゲシャ村由来、ジャスミン様の香りで史上最高値を連発)、パカマラ(パカス×マラゴジッペ、エルサルバドル生まれの大粒でハーブ様の複雑さ)といったスター品種は確かに別格の個性を持ちます。しかし品評会では、カトゥーラやブルボンのロットがゲイシャを上回ることも珍しくありません。品種はポテンシャルの方向を決めますが、それを引き出すのは標高・土壌・精製・そして農家の腕です。