用意するのは同じ豆と2種類の水(例: 硬度30前後の国産軟水と、硬度300超の欧州系硬水)。同じレシピで淹れ比べると、軟水は香りと酸が明るく立ち、硬水は苦味とコクが前に出て重心の低い味になります。理科の実験のように違いが分かる、最も手軽なテイスティング訓練です。

01 なぜ差が出るのか

水中のミネラルイオンはコーヒーの酸や香気成分と相互作用し、抽出効率と味の感じ方の両方を変えます。特にマグネシウムは風味成分の抽出を助け、重炭酸塩(アルカリ度)は酸を中和する方向に働きます。