ドリップコーヒー一杯(150ml)に含まれるカフェインはおよそ90mg前後。これは玉露(約120mg/150ml)より少なく、紅茶(約45mg)やせん茶(約30mg)より多い量です。カフェインは脳内で眠気を引き起こす物質「アデノシン」の受容体をブロックすることで覚醒作用をもたらします。摂取後30分ほどで血中濃度がピークに達し、半減期(半分に減るまでの時間)は個人差が大きいものの約2〜8時間とされます。
01 どのくらいまで飲んでいい?
欧州食品安全機関(EFSA)は健康な成人で1日400mg(コーヒー約4〜5杯)まで、1回200mgまでなら健康リスクの懸念は生じないとの評価を示しており、日本の食品安全委員会もこうした海外評価を紹介しています。妊娠中はカナダ保健省などが1日300mg(WHOも同水準)以下を推奨。エナジードリンクや薬との併用は総量が見えにくくなるため注意が必要です。
02 夜のコーヒーとの付き合い方
半減期を考えると、夕方以降のカフェインは就寝時にもまだ体内に残っている計算になります。睡眠への影響が気になる人は、就寝の6時間前を最後の一杯の目安にするか、夜はデカフェに切り替えるのが現実的です。カフェインの感受性は遺伝的な個人差が大きく、「自分は夜飲んでも眠れる」という人がいるのも事実です。