コーヒーはアカネ科コーヒーノキの果実「コーヒーチェリー」の種子から作られます。赤く熟した果実の中の種子(生豆)を取り出し(精製)、熱を加えて香味を引き出し(焙煎)、挽いて湯や水で成分を取り出す(抽出)——この長い工程の末に一杯が生まれます。

01 農作物としてのコーヒー

コーヒーノキは苗から実の収穫まで3〜5年かかる多年生植物で、主に赤道を挟んだ南北緯25度の「コーヒーベルト」で栽培されます。気候・標高・土壌で味が大きく変わる、ワインに似た「テロワールの飲み物」です。