良いロースターの豆袋には、生産国だけでなく「地域(エリア)」「農園やウォッシングステーション名」「品種」「精製方法」「標高」まで書かれています。これはワインのエチケットと同じで、味を予想するための情報です。たとえば「エチオピア イルガチェフェ ウォッシュド」なら華やかで紅茶のような一杯、「ブラジル ナチュラル」ならナッツとチョコの穏やかな一杯、という具合に、産地×精製だけでもかなりの精度で味の方向が読めます。
01 最重要情報は「焙煎日」
風味の鮮度は生豆の年度以上に「焙煎日からの日数」で決まります。焙煎日が明記されている店は鮮度管理に自信がある店と考えてよく、逆に賞味期限しか書かれていない豆は焙煎日が読めません。目安として、焙煎後3日〜1か月が飲み頃(浅煎りはやや長め、深煎りは短め)。ギフトで渡す場合も焙煎日表記があると親切です。
02 テイスティングノートの読み方
「ブルーベリー、カカオ、シルキー」のような風味表現(フレーバーノート)は、そのフルーツが入っているという意味ではなく、「連想される風味」の記述です。最初は大げさに感じるかもしれませんが、「ベリー系=華やかな酸」「ナッツ・チョコ系=穏やかで香ばしい」「シトラス=明るい酸」程度のグループで読めば十分。自分の好みのグループを覚えておくと、初めての店でも失敗しにくくなります。